05.28

今くるよさん、膵がんで死去 – 女性漫才師のパイオニアとして一世を風靡
訃報の詳細
お笑い芸人の今くるよさんが2024年5月27日、膵がんのため大阪市内の病院で亡くなったことが、所属事務所の吉本興業から発表されました。76歳でした。
今くるよさんは、京都市出身。1970年に高校の同級生だった今いくよさんとともに女性漫才師の今喜多代さんに弟子入りし、1973年に女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」を結成しました。
「今いくよ・くるよ」の活躍
「今いくよ・くるよ」は、男性中心の漫才界において、お互いの体型や派手なファッションなどをネタにし、体を張ったギャグや軽妙な掛け合いで人気を集めました。1980年代の漫才ブームに乗って一世を風靡し、女流漫才のパイオニアとしてテレビや舞台などで長年にわたり活躍しました。
くるよさんの代名詞的なギャグ「どやさ!」は、お腹をポンとたたくしぐさとともに、多くの人に親しまれてきました。
数々の受賞歴
「今いくよ・くるよ」は、漫才師としての実力が高く評価され、数々の賞を受賞しています。
- 1981年 上方お笑い大賞 金賞[1]
- 1982年 花王名人大賞 最優秀新人賞[1]
- 1984年 上方漫才大賞 大賞[1][8]
- 1984年 咲くやこの花賞 大衆芸能部門(漫才)[8]
- 1986年 上方お笑い大賞 大賞[8]
相方・今いくよさんとの関係
今くるよさんは、コンビを組んでいた今いくよさんと高校の同級生で、同じソフトボール部に所属していました。漫才の中でも、この高校時代のエピソードを披露していました。
いくよさんは2015年5月28日に胃がんのため67歳で亡くなっており、今回のくるよさんの訃報は、ちょうどいくよさんの9年目の命日に重なる形となりました。[6][8]
後輩芸人たちとの交流
今くるよさんは、後輩芸人たちに愛される存在でした。舞台衣装の靴やスーツをプレゼントしたり、食事をごちそうしたりと、面倒見の良さで知られていました。[5]
くるよさんの「どやさ!」のギャグは、多くの後輩芸人たちに受け継がれ、ものまねされるなど、大きな影響を与えました。[9]
最後の舞台
今くるよさんは、2022年4月に行われた吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演。これが最後の舞台となりました。[7][8]
当時、くるよさんは「感極まってます。ホンマに久しぶりやから。お客さんもいいお客さんやったね~。ホンマに、どやさやったわ~。どやさ~」とコメントしていました。[8]
ファンや芸人仲間からの追悼
今くるよさんの訃報を受け、ファンや芸人仲間から追悼のメッセージが寄せられています。
ものまね芸人のほんこんさんは、「今くるよ師匠の訃報に接し、大変残念でなりません。女流漫才のレジェンドとして、長年にわたり第一線で活躍されました。心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼しました。[10][12]
他にも多くの芸人たちが、くるよさんとの思い出や感謝の言葉を述べ、その死を悼んでいます。[9]
通夜・葬儀の予定
今くるよさんの通夜は5月30日19時、葬儀告別式は5月31日13時に、大阪市北区天神橋の公益社 天神橋会館で執り行われる予定です。[3][4][5][8]
所属事務所の吉本興業は、「通夜・葬儀告別式への一般の方のご参列およびメディアの方の取材は固く辞退させていただきます。お別れ会の予定は現在のところありません」としています。[8]
今くるよさんが残したもの
今くるよさんは、女性漫才師の第一人者として、長きにわたり上方漫才界を牽引してきました。そのパイオニア精神と、観客を楽しませることへの情熱は、多くの後進に受け継がれています。
コンビでの活動を通して培ってきた今いくよさんとの絆、そして後輩芸人たちとの温かい交流は、今くるよさんの人柄を物語っています。
「どやさ!」の一言に込められた今くるよさんの魂は、私たちの記憶に長く残り続けることでしょう。
今くるよさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
まとめ
- お笑い芸人の今くるよさんが、2024年5月27日に膵がんのため76歳で死去した。
- 「今いくよ・くるよ」として、女性漫才師のパイオニア的存在だった。
- 「どやさ!」のギャグで知られ、後輩芸人からも慕われていた。
- コンビ相方の今いくよさんは2015年に他界しており、今回は9年目の命日に重なった。
- 最後の舞台は2022年の吉本興業創業110周年特別公演だった。
- 通夜は5月30日、葬儀告別式は31日に予定されている。
- 女性漫才師の第一人者として、上方漫才界に多大な影響を与えた。
今くるよさんの訃報は、多くの人々に悲しみをもたらしましたが、彼女が残した功績と思い出は、関西演芸界のみならず、日本の お笑い文化の中で永遠に輝き続けるでしょう。
私たちは、今くるよさんの冥福を祈りつつ、彼女が切り拓いてきた道を、次の世代に引き継いでいく必要があります。 今くるよさんの魂を受け継ぎ、新しい才能を発掘・育成していくことが、私たち一人一人に課せられた使命ではないでしょうか。
今くるよさん、本当に長い間お疲れ様でした。あなたの笑顔と「どやさ!」の掛け声は、私たちの心に永遠に刻まれています。安らかにお眠りください。
Citations:
[1] https://www.sanspo.com/article/20150530-AFWHCNWSXFIABPRGKJU5AB6BQY/
[2] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%88%E3%83%BB%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%82%88
[3] https://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20240528_120.html
[4] https://news.infoseek.co.jp/article/tbs_1196426/
[5] https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202405280000883.html
[6] https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1484579.html
[7] https://news.ntv.co.jp/category/society/ytd78c84fb85044cf68b988e754a3cf934
[8] https://news.yahoo.co.jp/articles/a941bb1b7551a5022d6c3e292a0dde08e7877074
[9] https://mainichi.jp/articles/20240528/spp/sp0/006/223000c
[10] https://mainichi.jp/articles/20240528/spp/sp0/006/203000c
[11] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240528/k10014463441000.html
[12] https://news.livedoor.com/article/detail/26493177/
[13] https://www.iwate-np.co.jp/article/oricon/2329044
[14] https://news.yahoo.co.jp/pickup/6502522
[15] https://news.yahoo.co.jp/articles/ad065af6bf3363cef2a22c07c3aa42e59cf95165
[16] https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240528/GE00057749.shtml
[17] https://www.youtube.com/watch?v=jN6rpmLw79g
[18] https://news.goo.ne.jp/topstories/entertainment/goo/3e0cd25272cb7ccec5ad683790f3979d.html
[19] https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1367721
[20] https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12265-3073737/
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