2013
03.18

Super Tenmei Vol.1 スーパーテンメイ

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その昔、月刊ザ・テンメイという雑誌があった。平成5年4月から平成6年11月号まで続いていた。雑誌の名前からして、そこに座っているのは写真家の加納典明だ。1994年には平行で写真集「きクぜ」を発売するが、一連の作品の過激なヌード表現で、わいせつ物に当たるとして逮捕されている。それとは別に、「Super Tenmei スーパーテンメイ」という、別のものがあった。先の本とは異なり、複数の写真家で撮影し合う。一貫を通して、同じようなテーマで撮影するが、ただし、交わることは無い。そんな雑誌の第一号に珍しい人が参加している。

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このSuper Tenmeiは、先の逮捕劇の頃に出版されたものだ。一人舞台では無く、複数の写真家?と共演している。そのほとんどは、友人ということなんだけれど、この創刊号には写真家では無い人が参加している。その人は「北野武」。そう、今や映画監督、でも、まだバラエティにも一杯出られている、たけちゃんまん、である。

 ま、実はこの雑誌は、アマゾンでまだ中古で買えるんだけれど18歳未満禁止でございます。なので、上の写真だけはアマゾンからではございません。買えるんだけれどね。北野武の写真は、ある意味映画的に撮影されている。見る人の位置を考えて撮っている。意識して撮っているよ。女子高生に分した女の子たちが横に並んで、服を着ていたり、そのまま同じ立ち位置でヌードだったり。写真家としては、ちょっと子供じみたところも感じるが、北野武が撮ったんだから、いいじゃん!である。

 他には、伊集院静、荒木経惟が参加している。

 何気に表紙の女子が「甲斐よしひろ」に見えてしまうのは僕だけだろうな。

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