ロンドン10万人規模のパレスチナ支援デモ イスラエルによるガザ攻撃に抗議の声

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10月21日 ロンドン中心部に10万人が集結

2022年10月21日、イギリスの首都ロンドンの中心部トラファルガー広場付近に、パレスチナ支援を訴えるデモ参加者が10万人規模で集結しました。ロンドン警視庁によると、過去最大規模のパレスチナ支援デモだったとしています。参加者は「ガザ空爆停止」「イスラエル政府を非難する」などのプラカードを掲げ、パレスチナへの攻撃停止を訴えました。

イスラエルによるガザ空爆が発端

このデモの発端は、2022年8月にイスラエルがガザ地区のイスラム組織ハマスの拠点を空爆したことにあります。この空爆でハマスの軍事指導者が死亡するなどし、ハマスはロケット弾でイスラエルを攻撃。イスラエルも報復攻撃を繰り返し、両者の対立が激化していました。デモ参加者は、イスラエルによるガザ空爆がエスカレートの発端だと非難。パレスチナ民間人が戦闘で多数死傷したこともデモの要因となりました。

英国民のパレスチナ支持が高まる

イギリスでは昨今、パレスチナ支援の機運が高まっています。与党・保守党の議員の一部からもイスラエル批判の声が上がっています。背景には、イスラエルとパレスチナの力のアンバランスが指摘されていることがあります。パレスチナのほうが圧倒的に不利な状況に置かれており、イスラエルの攻撃が過剰だとの認識が広がっているためです。ロンドンでの大規模デモは、英国民のパレスチナ支援ムードを象徴する出来事と言えそうです。

英政府は警戒を強化

一方でイギリス政府は、このデモを警戒している状況です。参加者の一部が過激化し、暴力行為に及ぶ可能性を懸念しているためです。実際、2014年のガザ攻撃の際も、ロンドンでのデモで一部がイスラエル大使館に向けて物を投げつけるなどの事態が起きています。今回のデモについても、警察は参加者数を事前に過小評価していたとされ、治安対策が十分でなかったとの指摘 (編集済み) 

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