そういう意味で言うと、「何もしていないのに痴漢に間違われてしまう被害」から男性を護るために、「男性専用車両」を設けるということも考えた方がよいのではないか、と思うわけです。「女性専用車両」があったところで、その他の車両にも女性が乗車しています。「何があっても絶対に痴漢にあいたくない」と思う女性のために、「女性専用車両」があるのなら、「何があっても絶対に痴漢と間違われたくない」と思う男性のために、「男性専用車両」を設けてもよいのではないかという感じなんですけどね・・・。
皆さんは、そのあたり、どうなんでしょう?
男性専用車両なんて反対!というか、なんか「痴漢と間違われたくないから男性車両」というのは素直に変です。そうなってくると、残りの車両はある意味「女性専用車両」と言うことになるのではないだろうか。もちろん、夫婦や恋人同士のたまり場になるのは困るだろうし、僕は通勤で乗り換えがあるから、この一が良い!という人たちのことを考えたりと、いろいろだ。列車は「痴漢」だけをターゲットにしているものではない。女性専用車両というのは痴漢防止対策だけではないかもしれない(のかな?)。
とになく、なんだか、無意味っぽいが困る。
禁煙車両は非常に目的が明らかであり、意味はある。もし、女性専用車両が痴漢防止のためだけならば、もっとわかりやすく、5分とか3分おきに走っている通勤時間帯は、全体を女性専用と男性専用に分けてみてはどうだろうか?そうすれば、乗る場所も今まで通りだ。ただ僕のような田舎で、それをやられると30分くらい電車が来ないなんて事になるかもしれないな。
木村さんのこの話、完全にネタふりで、本当はもっとつじつまが合うって言うか、奥深い思いがあることを信じたい一編であった。
(2005.05.09)
結局、本格的に女性専用車が導入されたようですね。
さてさて、どうなっていきますか。
関東の大手私鉄・地下鉄が9日から、朝夕のラッシュ時に女性専用車両を一斉に導入する。4月から朝のラッシュ時に走り始めたJR埼京線ではおおむね好評という。
3件のフィードバック
女性専用車両は、痴漢に対する罰則ではない。男性に対する罰則である。確かに公共空間でのマナー違反は男性側に目立つ。それは痴漢以外にも、ヌード雑誌や漫画本、タバコの匂いが染み付いたスーツ、酒くさい息、汗くさい体、無精ひげ、そもそも日本人男性の見た目の貧乏くささ、感情的で貧困な発想に裏打ちされたチープな言動、管理社会独特のデリカシーの無さは、あまりにひどい。こうした、よくある男性の公共性に対する意識の薄さには我慢できない。それゆえ今回の事は、一見極めて男性的と位置付ける事ができる日本人のだらしなさへのアンチテーゼとして誕生したものだと思いたい。日本人と言った理由は、もちろん女性の中にも公共性が全く分かっていない人もいるからだ。社内での化粧はその代表例として、しばしトラブルの種となっている。
だから結論として言える事は、今回の女性専用車両の一斉導入は、「公共性の極めて貧しい社会において、鉄道各社によって実施された、なんのモラル向上にも繋がらない、質の低い解決策である」がゆえ、我々はこの女性専用車両という現象を、1つのアンチテーゼとして慎重に議論して行く必要があるということだ。
痴漢専用車両を作ってみたらどうでしょう?
「痴漢専用」って…
それって、本物の列車じゃないところに、専用であるかもしれないですね。お金払ってと言う商売ではないでしょうかね。