まず、最初に思ったのは受刑者にこれだけの支払い能力があるのかということ。
事前に貯金があるお金持ちとかなら考えられますが。既に壁の中にいる受刑者に金銭的なプレッシャーを与えても無期懲役ですから、意味があるのか、と。被害者の親族にとっては、たとえ無期懲役でも許されない気持ちは理解できるのですが。
受刑者の両親へも賠償責任を求めたのは、実際の金銭的な重荷を意味づけたのかもしれません。
asahi.com: 受刑者に7000万円賠償命令 諌早女児殺害事件 – 社会
長崎県諫早市で01年10月、小学1年の女児(当時7)が下校中に殺害された事件で、殺人などの罪で無期懲役が確定した吉岡達夫受刑者(28)と両親に対し、女児の遺族が約1億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、長崎地裁大村支部であった。斉藤充洋裁判官は両親の賠償責任は認めず、吉岡受刑者のみに慰謝料など総額約7000万円の賠償を命じた。