独ダイムラークライスラーの日本法人は27日、メルセデス・ベンツの乗用車で3件のリコール(無償回収・修理)を国土交通省に届け出た。国交省は昨年12月の監査でリコールの必要性を指摘していたが届け出が遅れ、今年3月に同省は文書で警告していた。00年6月以降、約800件の苦情が寄せられた不具合もあり、リコール対象車ではこれまでに負傷事故が1件、火災6件が起きていた。
最近リコールの多い自動車業界だが、高級車の代名詞、ベンツの「S」クラスでリコールとなった。
ひとつはトランクが開けた状態から下りてきてしまう件、エアコンの使い方によっては火災が発生する件、車高の調整がきかなくなりオイル漏れで火災になる件の3つだ。