【狭帯域でも画期的】楽天モバイルのプラチナバンド取得がもたらす影響とは?

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2023年2月24日、総務省は楽天モバイルにプラチナバンド(700MHz帯)の割当てを発表しました。楽天モバイルにとって初の低周波数帯獲得となる今回の割当ては、同社にとって大きな前進となることが期待されます。

プラチナバンドとは

プラチナバンドとは、周波数が700MHz付近の電波を利用する携帯電話の通信帯域のことです。周波数が低いため、建物内や地下での到達距離が長く、エリアカバーに優れています。一方で、帯域幅が狭いため通信速度はそれほど速くありません。

楽天モバイルの獲得したプラチナバンド

楽天モバイルが獲得したプラチナバンドは、706-713MHzの周波数帯で、帯域幅はわずか1.7MHz。大手キャリア各社が保有する5MHz前後と比べるとかなり狭い帯域です。

そのため、通信速度の大幅な向上は望めませんが、エリアカバーを改善する効果は大きいと期待されています。

都心部での通信品質向上が見込まれる

楽天モバイルでは、これまで都心部での通信品質が課題となっていました。今回取得したプラチナバンドを活用することで、ビルの中や地下鉄沿線でも電波が届きやすくなり、エリアカバーが改善されることが期待できます。

新たな基地局やアンテナを設置する必要があるでしょうが、2023年内には都心部の通信環境が向上する可能性が高いと見られています。他キャリアとの干渉も技術的には防止できるとの見方が大勢です。

さらなる周波数帯獲得が鍵

今回のプラチナバンド取得は楽天モバイルにとって重要な一歩となりましたが、通信品質を抜本的に改善するには、さらなる周波数帯の獲得が不可欠と考えられています。

楽天モバイルの挑戦はこれからが本番です。今後の周波数オークションや政策動向が注目されます。

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