沢尻エリカ被告の初公判での全発言「女優復帰を語れる資格はない」

沢尻エリカ被告(33)の初公判が2020年1月31日に東京地裁で行われた。

傍聴整理券は午前9時半から一般傍聴席19席に対する配布が行われた。

配られた整理券は2229枚で倍率は117倍だ。

午後3時前、地裁425号法廷。

沢尻被告は上下黒のパンツスーツに白のシャツ、黒髪を茶色のゴムでポニーテールにした姿で入廷。

裁判官「被告人は証言台の前に立ってください」
沢尻被告「はい」

裁判官「名前は何ですか」
沢尻被告「沢尻エリカと申します」

裁判官「職業は」
沢尻被告「職業は無職です」

裁判官「公訴事実にどこか間違っているところはありますか」
沢尻被告「間違いありません」

裁判官「弁護人の意見は」
弁護人「公訴事実を争いません」

検察官「被告は19歳のころから、大麻などを使うようになった。平成30年ごろから、LSDやMDMAを知人から入手し、保管していた」

押収したMDMAとLSDを示し
検察官「あなたの自宅から発見されたものですか」
沢尻被告「間違いありません」

検察官「LSDはいらないということでいいですか」
沢尻被告「はい」

検察官「MDMAはいらないということでいいですか」
沢尻被告「はい」

弁護人が弁護側提出の証拠の説明。

沢尻被告が既に自身のSNSを閉鎖したこと、携帯電話を解約したことを報告。

マネジメント会社の担当者が沢尻被告がファンや取引先に謝罪した文面も読み上げた。

弁護人「家族に対してはどう思いますか」
沢尻被告「とにかくつらい思いをさせました。

母親は外出できなくなり、精神的にも苦労をかけて、申し訳ないと思っています。

兄にも、心配や迷惑をかけて、その上、裁判にまで来てもらって、申し訳ないと思います」

弁護人「保釈後はどこで過ごしましたか」

沢尻被告「保釈から今まで、東京都内の慶応病院で生活していました」

弁護人「何をしていましたか」

沢尻被告「医師の診察のもとで、薬物の影響や依存度を調べていました」

弁護人「検査結果はどうでしたか」

沢尻被告「どの違法薬物も肉体依存はありませんでしたが、大麻には軽い精神的依存が認められました」

「MDMAやLSDの幻覚に対して肉体的、精神的依存も認められませんでした」

弁護人「検査結果を見てどう思いましたか」

沢尻被告「依存が見られず、安心しています。大麻に関しては、コントロールできる、やめられると思っていたので、精神的依存があって、ショックでした」

沢尻被告「俳優への復帰は考えていません。

影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行為で、多くの方を裏切り、傷つけてしまった。復帰する資格はない」

弁護人「違法薬物を使うことで周りの人に何をもたらすか。考えを教えてください」

沢尻被告「逮捕されて多くを失い、初めて気がついたこと。

それは、自分の中では薬物をコントロールでき、いつでもやめられると思っていた。

それは大きな間違いでした。

本当に私のことを心配してくれ、叱ってくれた人たちの声に耳を傾けず、現実逃避した世界で薬物がつなげてくれた偽りの友情にとらわれ、そこを抜け出せなかった。

すべて幻でした。

心の底から後悔しています」

検察官「なぜ、やめられなかった」

沢尻被告「誘惑を断つことができませんでした」

検察官「なぜ、甘い考えを抱いていたのか」

沢尻被告は前を向いたまま、言葉を発せなかった。

検察官「本当にやめるつもりなら、考え続けるのではないか」

検察官「薬物犯罪は再犯率が高いのは知っていますよね」

沢尻被告「言葉で言うのは簡単ですが、しっかりと決意してやらないと誓っていくことだけだと思っています」。

弁護人「薬物を使うとどうなるか分かっているか」

沢尻被告「また使用してしまえば、逮捕されることになる」

弁護人「今、どういう決意なのか。裁判官に伝えてください」

沢尻被告「今後は、しっかりと更生して、立ち直りたい。

定期的に病院に通って、検査を受け続けたいと思います」

最後に
裁判官「女優に復帰する考えはないということでいいんですね」

沢尻被告「はい。現在、無職です」