神戸須磨シーワールドがオープン!シャチのショーに大興奮!

神戸の新たなランドマーク誕生

須磨海浜水族園跡地に建設

神戸須磨シーワールドは、2023年5月に惜しまれつつ閉園した神戸市立須磨海浜水族園、通称「スマスイ」の跡地に建設されました。スマスイは1962年の開園以来、神戸市民に親しまれてきた水族館でしたが、老朽化に伴い建て替えが決定。その再整備事業の一環として、新たな水族館「神戸須磨シーワールド」が誕生したのです。

スマスイ跡地という絶好のロケーションに加え、隣接する須磨海浜公園や須磨海岸の景観とも調和するよう設計された神戸須磨シーワールド。シンボルとなるのは、高さ27mの巨大なシャチの像です。この像は、シャチのパフォーマンスを行う「オルカスタディアム」の目印となっています。

神戸の新たなランドマークとして注目を集める神戸須磨シーワールドは、JR須磨海浜公園駅から徒歩5分、山陽須磨駅からも徒歩10分ほどの好アクセス。観光スポットとしてだけでなく、市民の憩いの場としても期待されています。

運営は鴨川シーワールドと同じ会社

神戸須磨シーワールドを運営するのは、千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」を展開する株式会社グランビスタ ホテル&リゾートです。同社は、全国に複数のホテルや水族館を運営する企業で、鴨川シーワールドは国内屈指の入場者数を誇る人気施設。その経験とノウハウを活かし、神戸須磨シーワールドの企画・運営を手掛けています。

鴨川シーワールドと神戸須磨シーワールドには、多くの共通点があります。まず、シャチのパフォーマンスが見られること。鴨川ではシャチのショーが人気のコンテンツですが、神戸でもそれを再現。西日本初のシャチパフォーマンスとして注目を集めています。

また、両施設ともホテルが併設されているのも特徴です。神戸須磨シーワールドホテルは、全室オーシャンビューの客室に加え、一部の部屋には水槽も設置。まさに水族館に泊まっているかのような体験ができるユニークなホテルとなっています。

鴨川シーワールドで培ったノウハウを活かしつつ、神戸の地域性も取り入れた新たな水族館。グランビスタ ホテル&リゾートによる運営に大きな期待が寄せられています。

見どころ満載の3つのエリア

オルカスタディアム – 西日本初のシャチショー

神戸須磨シーワールドのメインとなるのが、シャチのパフォーマンスが行われる「オルカスタディアム」です。直径30m、水深7.2mの大水槽では、3頭のシャチが泳ぎ回ります。スタジアムの座席数は1,200席。迫力満点のシャチショーを間近で楽しめます。

シャチのショーは1日3回開催。高さ10mまでジャンプしたり、トレーナーと息の合ったパフォーマンスを披露したりと、見応え抜群のショーとなっています。鴨川シーワールドでも人気のシャチショーですが、神戸須磨シーワールドではそれに加え、バックに神戸の海を望むロケーションも魅力。オルカスタディアムは、神戸須磨シーワールドのシンボル的存在といえるでしょう。

また、オルカスタディアムには、シャチについて学べる「オルカラボ」や「オルカホール」も併設。シャチの生態や特徴を分かりやすく紹介する展示や、シャチの声を聞くことができるコーナーなどがあり、ショーとは違った角度からシャチの魅力に迫ることができます。

さらに、オルカスタディアムに隣接するレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」では、シャチを眺めながら食事ができるのもポイント。地元食材を使った料理とシャチショーのコラボレーションは、他では味わえない体験となりそうです。

ドルフィンスタディアム – イルカショーとふれあい体験

神戸須磨シーワールドのもう一つの見どころが、「ドルフィンスタディアム」です。直径25m、水深5mの水槽では、バンドウイルカたちが泳ぎ回ります。イルカショーは1日4回開催。高くジャンプしたり、トレーナーと一緒に演技をしたりと、キュートな姿を見せてくれます。

また、ドルフィンスタディアムでは、イルカとのふれあい体験もできます。「ドルフィンタッチ」は、イルカにタッチしたり、エサをあげたりできるプログラム。「ドルフィンスイム」は、実際に水槽に入ってイルカと一緒に泳ぐことができます。イルカと直接触れ合える貴重な体験は、子どもから大人まで人気のプログラムとなりそうです。

イルカについて学べるコーナーも充実。「ドルフィンラボ」では、イルカの生態や特徴を分かりやすく紹介。「ドルフィンホール」では、イルカの声を聞いたり、イルカについてのクイズに挑戦したりできます。ショーだけでなく、イルカについての理解を深められるのも魅力の一つです。

アクアライブ – 鳴門の渦潮再現と多様な生物展示

「アクアライブ」は、神戸須磨シーワールドの中で最も多様な生き物を見ることができるエリアです。メインとなるのは、鳴門海峡の渦潮を再現した大水槽。幅40m、奥行き10m、水深5mの水槽では、実際の鳴門海峡の潮流をイメージした水流が作り出されます。回遊魚の群れが水槽を駆け巡る姿は圧巻です。

他にも、日本最大級の「クラゲドリームシアター」や、ペンギンたちの姿を間近で見られる「パウダースノーペンギン」、チンアナゴやアカエイなどが泳ぐ「海底トンネル」など、バラエティに富んだ展示が特徴。神戸の海だけでなく、日本や世界の海の魅力を感じられます。

また、ウミガメの赤ちゃんを間近で見られる「カメッティングビーチ」や、アシカのショーが行われる「パフォーミングシアター」など、体験型のコンテンツも充実。「アクアラボ」では、水槽の仕組みや海の生き物について学ぶこともできます。

「アクアライブ」は、神戸須磨シーワールドの中で最も多くの生き物を見ることができるエリア。見て、触れて、学べる体験を通して、海の魅力を存分に味わえます。

大型レジャー施設としての魅力

560種1万9千点の生き物を展示

神戸須磨シーワールドには、約560種1万9千点もの生き物が展示されています。シャチやイルカをはじめ、ペンギン、クラゲ、ウミガメ、アシカなど、多種多様な海の生き物たちを見ることができます。

生き物の数だけでなく、展示の方法にもこだわりが感じられます。例えば、鳴門海峡の渦潮を再現した大水槽では、実際の潮流をイメージした水流を作り出すことで、リアルな海の世界を表現。バックヤードツアーでは、飼育の様子を間近で見られるなど、生き物たちの魅力を余すことなく伝える工夫が随所に見られます。

また、館内では定期的にイベントも開催。季節ごとの特別展示や、飼育員によるトークショーなど、リピーターも飽きずに楽しめる仕掛けが用意されています。まさに、生き物たちの魅力を存分に堪能できる空間といえるでしょう。

ホテルも併設し宿泊できる

神戸須磨シーワールドの隣には、「神戸須磨シーワールドホテル」が併設されています。客室は全室オーシャンビューで、明石海峡大橋を望む絶景を楽しめます。中でも目を引くのが、館内に設置された水槽付きの「プレミアムルーム」。水槽越しに海の生き物たちを眺められる、ユニークな客室となっています。

ホテル館内には、「ドルフィンラグーン」と呼ばれる屋外プールも。一部の客室からは、プールで泳ぐイルカの姿を間近で見ることができます。まるでイルカと一緒に泊まっているような感覚を味わえる、他にはないホテルの魅力といえるでしょう。

ホテルを併設することで、神戸須磨シーワールドは「日帰り」だけでなく「宿泊」の選択肢も用意。遠方から訪れる観光客にとって、大きなメリットとなります。宿泊することで、夜の水族館の雰囲気を味わったり、ゆっくりと館内を回ったりと、日帰りでは体験できない魅力を提供しています。

ブッフェレストランでシャチを眺めながら食事

館内には、シャチを眺めながら食事ができるブッフェレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」も併設されています。地元の食材をふんだんに使った料理の数々を、シャチショーを見ながら楽しめる贅沢な空間です。

レストランは、オルカスタディアムに隣接した場所に位置。大きな窓ガラス越しに、シャチたちが泳ぐ姿を間近で見ることができます。優雅に泳ぐシャチを眺めながら食事をするという、他では味わえない体験ができるのも魅力の一つ。

料理は、地元神戸の食材をふんだんに使ったメニューが並びます。ブッフェスタイルなので、好きなものを好きなだけ楽しめるのもポイント。海の幸を使った料理はもちろん、お子様向けのメニューも充実。家族みんなで楽しめる食事時間を演出してくれます。

「ブルーオーシャン オルカスタディアム」は、神戸須磨シーワールドの目玉コンテンツであるシャチショーとの相乗効果を狙った、ユニークな取り組み。エンターテインメント性の高い食事空間は、子どもから大人まで楽しめること間違いなしです。

オープン初日の様子

親子連れで賑わう園内

2024年6月1日、神戸須磨シーワールドのオープン初日。開園前から行列ができるほどの盛況ぶりで、開園と同時に多くの家族連れが園内に足を踏み入れました。

「今日は楽しみにしていた神戸須磨シーワールドのオープン日。シャチのショーを見るのが目的で来ました」と話すのは、神戸市内から訪れた親子連れ。「スマスイの跡地に新しい水族館ができると聞いて、ずっと楽しみにしていました。シャチを間近で見られるのは感動です」と、オルカスタディアムでのシャチショーに期待を寄せる様子でした。[4][6][7]

園内は開園と同時に多くの家族連れでにぎわい、シャチをモチーフにした公式キャラクター「オルシー」や須磨区のマスコットキャラクター「すまぼう」が来園者を出迎えると、歓声が上がったり笑顔で手を振る光景が見られました。[4] オープン前から長蛇の列ができるなど、地元からの期待の高さがうかがえる盛況ぶりとなりました。[6]

シャチのパフォーマンスは西日本で唯一の目玉コンテンツとなっており、「シャチが一番見たかった」との声も聞かれました。[7] 神戸市民に長年親しまれてきた「スマスイ」の後継施設として、新たなランドマークとしての人気が予想されます。

シャチショーに大きな歓声

オープン当日、オルカスタディアムで行われたシャチのショーには大きな歓声が上がりました。[4] 高さ10mまでジャンプしたり、トレーナーと息の合ったパフォーマンスを披露するシャチの迫力あるショーに、来場者から感動の声が相次ぎました。[2]

前列に座った来場者は、想像を超える水しぶきが飛んできたことから、「レインコートを持参して、ぜひ間近で体験してみてください」と話すなど、臨場感あふれるパフォーマンスに酔いしれた様子でした。

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