05.01
プーチン大統領が北方領土をめぐる記者の質問にため息と不快感
ロシアのプーチン大統領が4月29日の安倍晋三首相との共同記者会見でのこと。北方領土をめぐる日本記者からの安倍首相、プーチン大統領に質問にしたところ、プーチン大統領が怒濤の不快感で回答した。
記者は、ロシア政府が北方四島の開発を進めて実効支配を強めていると指摘し、「こうしたことを続けるのか」とただした。これに対し、プーチン氏はため息をつきながら、「プロセスを妨げたいならば、激しい質問をして、同じように激しい回答を得ることになる」と早口でまくしたてた。
詳細な内容がYouTubeからおこされていたので、添付する。
TBS:
まず安倍総理にお聞きします。北方領土の帰属問題が解決されない中、現地ではロシア政府によるインフラの整備が進んで外国系企業が地熱、風力発電施設の建設を受注するなど、ロシアによる実効支配が強まっているという現実があります。日本にとっては、受け入れ難いような状況になってると思いますが、安倍総理はどのような認識をお持ちでしょうか?そしてプーチン大統領にもお聞きします。ロシア政府は今後も同じような政策を北方領土に対して継続するお考えでしょうか?そしてその場合、日本との領土交渉への影響というのについては、どのようにお考えでし-ょうか?
プーチン大統領:
私が今、注目したのは、記者の方がこの質問を紙から読み上げていただいたかと思います。
この質問をたぶん、ほかの人からもらったかと思いますけれども、その人に対して、次のことを伝えていただきたいと思います。
この問題というのが、われわれが作ったものではなくて、それは過去からの遺産であって、もう60年前からの過去です。 それは私たちが真にこの問題を解決したいと思います。そこに受け入れ可能な形で解決したいと思います。
もしこのプロセスにおいて、ご協力をなさりたいならば、この問題の解決に際しまして、環境の整備が必要になってく-ると思いますけれども、それはよき関係を作ること、そして信頼…ということが重要であります。
もしこのプロセスにおいて、妨げを起こしたいならば、それも可能です。
そのためには、激しくて直接な問題、直接な質問をして同じような激しくて、 直接な回答をもらうことができるかと思います。それは、それ以外の方法はないと思います。 この地域なんですけれども、ロシアとほかの地域と
同じようなロシアの国民、 ロシアの国籍を有する人たちが住んでいるわけです。
われわれがこの人たちの生活を考えなければならないし、この生活の水準を考えなければ-ならないです。そしてロシアのこの平和条約問題の締結に関するロシア側の立場がよく知-られているものであります。 しかし、私たちがそのために集まったわけでなくて、私たちが集まったのは、平和条約交-渉の再スタートをして、 解決策を模索するために、今回は集まったわけです。ありがとう。
大統領とか政治家は、一応質問に対する回答を事前に用意していると思うけれど、今回のような質問に対しては、心底気持ちを出してきていると思うんですよね。こういう熱い回答をしてくれると真実みも増すし、信頼できると考える。内容は別にして。
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