05.26
サイバーエージェントが大規模言語モデルを公開、商業利用も可能
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情報源: サイバーエージェントが大規模言語モデルを公開、商業利用も可能
1. サイバーエージェント、最大68億パラメータの日本語言語モデルを公開
サイバーエージェントは2023年5月17日、最大68億パラメータの日本語大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)を、機械学習プラットフォーム「ハギング・フェイス・ハブ(Hugging Face Hub)」で公開した。(中條氏より引用)
2. Chat GPTとGenerative AIの登場で生活が変わる
自然な文章を生成するチャットGPT(ChatGPT)/GPT-4などの大規模言語モデル、テキストから画像を生成できるDALL·E 、Stable Diffusion、Midjourneyなどの拡散モデルの登場は、私たちの生活やビジネスを大きく変えようとしている。(中條氏より引用)
3. 10 Breakthrough Technologies 2023
MITテクノロジーレビューが選ぶ2023年の10大画期的技術の1つが「データフリーAI」だ。データフリーAIとは、人工データではなく自然言語処理を用いて学習するAI技術のこと。GPT-3やChatGPTといった大規模言語モデルは人工データで学習しているが、データフリーAIはウェブ上の膨大なテキストデータを使って自己学習する。
人工知能分野では近年データの重要性が叫ばれてきたが、データの収集・ラベリングには膨大なコストと時間がかかる課題があった。データフリーAIの登場により、こうした課題が解消され、AI開発が一気に加速する可能性がある。 Startup Anthropic はデータフリーAIを使ってAI版の「予防接種」を試みている。AIシステムに人間の価値観を学ばせ、有害行為を抑制する独自の方法を開発しているという。
データフリーAIはまだ研究途上にあるが、人工知能分野に新たな波を巻き起こす可能性を秘めている。今後の動向が注目される。
4. 次なる一年を見通すWhat’s Next 2023
生成AIの発展は極めて速い。こうした大規模言語モデルや拡散モデルの公開・実用化により、テキストや画像の生成は飛躍的に身近なものとなる。これからの1年間で、私たちの生活はより「生成AI」に浸透していくと思われる。楽しみではあるが、適切に使わないと「ディープフェイク」の脅威にもなりかねないため、その影響にも注目していく必要がある。
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