2013
02.25

カルビより値段の安い部位の肉を骨に付け、骨付きカルビの形に作った「偽カルビ」

レストラン情報

 グルメのカテゴリに書くのもどうかと言うこともあるが、食のことなので書いてみた。どうやら韓国ではここ数年来、骨付きカルビと称して、安い肉の部位にただ同然で仕入れた骨に食用接着剤でくっつけたものが横行しているらしい。

2013 02 22

 そもそもは、韓国自体のTVで

  • 「カルビより値段の安い部位の肉を骨に付け、カルビの形に作った『偽カルビ』です。これが骨にクビ肉やウデ肉などを食用接着剤で付けて作った偽カルビの塊です。白く見えるところが接着剤」
  • 「実際に作ってみましょう。食用接着剤を塗り、骨にも塗ってくっつけて丸めます。市場で売っている本当の肉と比べてみましょうか。私が作ったものと大差ありません。思ったより難しくありませんでした」
  • 「それじゃ、本物のカルビとどう違うのか比べてみましょう。本当のカルビは脂肪が多く形が崩れています。崩れていても本物です。人工的に作られた偽カルビの方がなめらかで形も整っています」

 と、言うように紹介されたことから発覚拡散した情報のようだ。しかも韓国における偽カルビの割合は、半数を超えると紹介している。特に、肉に味を付けた「ヤンニョムカルビ」の場合は、味の判断がつきにくいのでわかりにくいそうだ。肉を自分で焼く形式では無く、店の人が肉をさばいてくれる方が怪しいのかもしれないな。

 あと、TVの中で言われている、「食用接着剤」って何だろう?

 偽カルビで使っていた接着剤が何者かは、わからないが、いろいろあるようです。ただ、食用接着剤自体は今回は悪用されたが普通に健全に利用されているもの。食品乾燥剤の「ラック類」というのも、乾燥時間を短縮するための接着剤らしい。例えば、海苔巻きで天然の食用糊を使って海苔の端っこにつければ、きれいに丸まり、形が崩れない。アラレラック(無乾燥接着剤)とか、ピーナツ渋皮ハク離防止剤なんてものがあるらしい。

↓こちらは本物です。

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